古河市及び野木町各中学校長殿
進路指導担当者 殿
謹啓 初春の候
皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
日頃よりNPO法人希望の就学支援事業につきましては、格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、当法人は、平成14年に設立以来、平成30年度迄に約130名の奨学生に奨学金を給付しているところでございます。
その間、古河市及び野木町の教育長、教育委員会の皆様、教育の現場にいらっしゃる教職員の皆様をはじめと致しまして、本当に多くの方々のご理解とご支援のもと就学支援事業を進めてまいりました。
設立後16年を経過しようとする中で、国の奨学金制度の新たな創設に伴い、高校生、大学生向けの育英資金制度が確立されつつあること、教育に携わる皆様の負担増等々に鑑み、ここ数年間の懸案事項となっておりました当法人の就学支援事業の方向性について、昨年の理事会において慎重に協議がなされました。
その結果、経済的な支援が本当に必要な生徒さん、そして様々な環境で頑張っている生徒さんへの支援の在り方を見直す時間の必要性について理事全員の承認を得て、平成30年度につきましては、奨学生の募集、及びそれに関連するスケジュール(奨学金贈呈式、説明会等)を休止することとなりました。
現在、奨学金を受給されています奨学生及び新たに奨学生に決定された方々につきましては、卒業まで給付を継続させていただきます。
生徒さんの身近にいらっしゃる皆様には、多々ご意見がおありだと存じますが、事情をご賢察の上、ご理解を賜りたくお願いを申し上げます。
生徒の皆さんが希望をもって学校生活がおくれる社会であってほしいとの願いをこめて、御礼方々ご報告を申し上げます。
謹白
平成30年1月22日
NPO法人 希 望
理事長 桑原 正信